富山県高岡市の高岡商工会議所は、会員事業所や市内事業者に対し、重点的に経営サポートを行う「地区担当制」と「女性の創業者・経営者の支援チーム設置」を、このほど導入した。
新たなサポート体制は「寄り添い・伴走型」を重視。「地区担当制」は、従業員10人以下の小規模な会員事業者を対象にエリア担当が巡回訪問し、困り事などの相談に乗るという。訪問の際、担当職員が商工会議所の支援内容がわかるパンフレット「使い倒しガイド」を持参し、相談しやすいようにするとしている。
「女性創業者・経営者の支援チーム」は、女性経営者から「男性職員で話しづらい」「敷居が高い」といった声があることから、女性職員によるチームを設置した、と説明。会員に限らず、女性創業者や経営者、起業を検討している女性に対し、高岡商工会議所の女性職員5人で編成する支援チーム「ユニティカル」が相談に応じるという。
高岡商工会議所の担当者は「順次、相談会などのイベントを開催し、気軽に相談できる環境づくりに取り組んでいく」としている。