広告大手の電通(東京都港区)はこのほど、若い女性の「推し活」に関する調査リポート「イマドキ女子の推しインサイト」を発表した。10代女性の約9割に、好きな芸能人など熱心に応援する“推し”がいることが分かったという。
リポートは、若い女性を考える上で推しは重要なテーマと指摘し、推しの定義や存在意義などを紹介している。また推しに出会ってから、消費や宣伝までの過程を「ときめく」「沼る」「自覚する」「追いかける」「発信する」の5段階に分析・体系化した独自のモデルも示した。
リポートは、電通社員有志のプランニングチームが、独自アンケートやインタビューを基にまとめた。アンケートは2023年9月8~11日、10代女性269人を対象にインターネットで実施。インタビューは23年8月30日~9月6日、関東在住の女子高生9人に行った。
電通は本リポートなどで「企業の新しい商品・サービスの開発に貢献したい」としている。