NTTドコモ・ベンチャーズ(東京都港区)は同社が運用するファンドを通じて、すべての運転操作を完全自動化する車両の開発に取り組む会社Turing(チューリング、東京都品川区)にこのほど出資したと発表した。
チューリングは、将棋AI(人工知能)のPonanza(ポナンザ)を開発した⼭本⼀成氏と、米カーネギーメロン大計算機工学科で博士号を取得し米国で自動運転システムの開発・研究に従事した⻘⽊俊介氏の2人が2021年創業した。人間介在の余地が残る現在の自動運転技術を、独自開発の生成AIのHeron(ヘロン)を使って「完全自動運転」の段階に引き上げることを目指している、という。
NTTドコモ・ベンチャーズは「NTTドコモやNTTグループとの新たな価値創造を目指す」としている。