大分県豊後高田市が「住みたい田舎」第1位 総合・世代別の全4部門を制覇、子育て支援、移住促進を強化

豊後高田市 「11年連続ベスト3」

 

 大分県豊後高田市は、宝島社の月刊誌「田舎暮らしの本(2023年2月号)」の特集「住みたい田舎ベストランキング」の「人口2万人以上3万人未満のまち」で、全世代対象の「総合部門」のほか、「若者世代・単身者」「子育て世代」「シニア世代」の全4部門で第1位に選ばれた。同市は「3年連続で全部門1位は全国初だ」としている。

 大分県北東部の国東半島に位置する豊後高田市は、人口約2万2000人。「全国トップレベルの子育て支援」を目指し、子育て応援誕生祝い金(最大200万円)や、保育料・市内幼稚園授業料の無料化、幼稚園・保育園から中学校までの給食費無料化、高校生までの医療費無料化などの施策を実施している。

 また、移住支援として「空き家所有者」と「移住希望者」のマッチングを行う「空き家バンク」を実施。空き家リフォーム(改修)補助金最大40万円などの助成制度もある。市内には「くにさき六郷温泉」があるほか、映画のロケ地にもなった「昭和の町」などの観光資源があることでも知られている。

 ランキングは、全国の市町村を対象に宝島社が独自のアンケートにより選出し、人口規模に分けて公表。豊後高田市は、部門分けがなかった第1回で1位になったほか、その後も毎回ベスト3以内にランクインしており「全国で唯一、11年連続ベスト3以内を達成した」としている。

 

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