大阪府堺市は、空き家を活用した定住支援策として、市内の空き家へ転居する若年世帯・子育て世帯に対して空き家(中古住宅)の取得費用の一部を補助する事業を実施している。
市外からの転入か、市内の賃貸住宅から1年以上空き家になっている中古住宅を購入した場合、購入費用(土地・建物)の半額(最大120万円)を補助する。2024年2月29日までの事業だが、予算額に達した時点で終了する。
対象は①夫婦のどちらかが39歳以下の若年世帯②18歳未満の子どもがいる子育て世帯(いずれも2023年4月1日時点)。実際に居住するのが条件で、ほかにも耐震基準などの審査がある。詳細は堺市ホームページ。
堺市住宅施策推進課によると、同市の空き家率は2018年時点で13.6%と「全国平均とほぼ同程度だが、空き家は増加傾向にある」といい、空き家対策と定住促進を進めたい考えだ。