新日本フィルハーモニー交響楽団（東京都墨田区）は、「普段演奏会に行く機会のない人にも音楽を楽しんでほしい」と展開しているプロジェクト「音楽の力で人とまちを元気に2023」を8月1日から始めた。ふるさと納税で応援するクラウドファンディング、ふるさとチョイスの「ガバメントクラウドファンディング」を活用し、2023年12月31日まで活動資金を募る。
目標金額は3500万円。寄せられた寄付金は、首都圏・全国の中高生や医療・福祉・介護などの施設利用者を対象に演奏会チケットプレゼント、楽員が墨田区を中心とする街角に出向き演奏活動を行う「まちかどコンサート」の開催など芸術文化の普及・発展に役立てるという。
返礼品として、新日本フィルオリジナルジグソーパズルや、演奏会チケット＋東武ホテルレバントランチセットペア券などを用意している（返礼品は寄付金額1万円以上が対象）。
新日本フィルは1972年、指揮者・小澤征爾氏、山本直純氏のもと自主運営のオーケストラとして創立。2023年4月から第5代音楽監督に佐渡裕氏が就任した。墨田区は「音楽都市構想」を発表した1988年、新日本フィルとフランチャイズ契約を結び、2017年から寄付金を募るプロジェクトを毎年実施している。
