アキレスがマットやボートなど提供 金山町と災害時の支援協定を締結

締結式の様子(左から:吉田 山形アキレスエアロン社長、佐藤 金山町長、日景 アキレス社長)

 

 アキレス(東京都新宿区)と同社子会社の山形アキレスエアロン(山形県金山町)はこのほど、山形県金山町と「災害時における避難所等で使用する資機材等の供給及び保管拠点確保に関する協定」を締結した。

 協定は、災害発生時に金山町から支援要請があった場合、アキレスが自社製品のレスキューボートやウレタンフォームマットレス、エアーテント、背負い式消火水のうなどを金山町に提供する内容。そのほか、山形アキレスエアロンは、金山町の要請に基づき、提供資機材などの一時保管場所を提供する。

 金山町役場で行われた締結式には、金山町の佐藤英司町長とアキレスの日景一郎社長、山形アキレスエアロンの吉田隆社長が出席して協定書を締結した。佐藤町長は「行政の立場として一番の優先事項は町民の安心安全、防災対策であり、今回の協定でいざという時の対策が持てることは町として非常にありがたい」とコメントした。

 日景社長は「金山町に山形アキレスエアロンを設立した2015年以降、軟質ウレタンフォーム加工製品の生産を順調に拡大してきた。このたびの協定を機に金山町との連携を一層深めるとともに、地域防災に貢献できるよう努めていく」とした。吉田社長は「金山町にわずかながら恩返しができることを、従業員一同大変うれしく思う」と話した。

 アキレスが同様の協定を締結するのは、今回が10件目となる。

 

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