東京音楽大(東京都目黒区)は2023年4月1日、地域社会の健康課題への対応などで連携する協定を藤田医科大(愛知県豊明市)と締結した。両者がこれまでつちかってきた知を融合、社会貢献に連携し、教育・研究の充実を目指す。
協力事項は、地域社会の健康課題への対応や社会貢献のほか、教育、研究、各種事業の連携など。東京音楽大の広上淳一教授は「2019年にダイヤモンド・プリンセス号の新型コロナ感染者の受け入れなど、藤田医科大学に非常に好印象を持っていた。ぜひフィフティフィフティで交流を深めていただきたい」とコメントした。
藤田医科大の岩田充永教授は「コロナ禍の中でも音楽で心を癒すという一貫した東京音楽大の社会貢献の姿勢に共通点を感じ、生き方・活き方を模索する場所としての大学教育の在り方を互いに学びたいと思いました。将来の音楽家、医療従事者、育成する教員、互いに学び合うことで広い視野が育まれると信じています」とコメントした。
今回の協定締結を記念したコラボレーションイベントが4月16日午後1時から、 東京音楽大中目黒・代官山キャンパスのTCMホール(東京都目黒区)で開かれる。藤田医科大の成瀬寛之教授が「健康診断の結果の見かた」をテーマに講演。東京音楽大の学生らのコンサートもある。イベント詳細は東京音楽大ホームページ。