アキレス(東京都新宿区)は、インクの移行を低減させる機能を持たせた透明塩化ビニール(PVC)フィルム「アキレスサラリアファイル」を、1月下旬に発売する。
文具や雑貨などに広く使用されている透明な軟質PVCフィルムは、フィルム同士が重なると密着しやすいという欠点があるため、一般的に、フィルム表面に粉を振る処理が施されることが多い。しかし、外観が悪く、拭き取りも必要になる。
その解決策として、同社の持つ製膜・配合技術によって、フィルム同士が重なったときに滑りやすく、粉を振らなくても密着しにくい透明軟質PVCフィルム「アキレスサラリア」を2021年12月に発売した。
「アキレスサラリアファイル」は、「アキレスサラリア」の特徴に加え、フィルム内側のカードや書類のインクがフィルムに移行するのを低減する機能がある。そのため、カードケースや書籍・手帳のカバーなどに適した素材だとしている。