オムロンヘルスケア(京都府向日市)の松阪事業所(三重県松阪市)はこのほど、三重県が森林資源の循環促進を目指して2018年設けた登録制度「木づかい宣言」の事業者に認定された。三重県産の木材を積極的、計画的に使用していく、という。
登録事業者数は2022年7月時点で34企業。松阪事業所は、三重県産のスギ・ヒノキ材で事業所内に花壇を作り、季節ごとに従業員が花を植え「四季の移り変わりを地域住民や従業員に楽しんでもらえる事業所」を目指す取り組みを始めた。そのほか、事業所内で使うサインパネルやコースター、プランターなどの備品に三重県産材を使う。
松阪事業所は血圧計や体温計などを生産する工場。事業所の緑化など緑地環境の整備に熱心で、経済産業省主催の「緑化優良工場等表彰制度(全国みどりの工場大賞)」で「日本緑化センター会長賞」を2021年11月受賞している。
オムロンヘルスケアは「これからも三重県の森林資源を積極的に活用していくことで、顧客や地域住民に当社の環境保全に対する取り組みを伝え、持続可能な社会の実現に貢献していく」としている。