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石垣島の中心商店街

「ときどき深呼吸~石垣島編②=街を楽しむ」 石垣島ならではの「食」に出合う ANAインターコンチネンタル石垣リゾート滞在記

 「石垣島滞在記」は「ホテルを楽しむ」に続き、今回は「街を楽しむ」編。ふらふら歩きながら、景色や島ならではの食などを紹介したい。

 旅行の醍醐味(だいごみ)は、非日常的な空間で時間を過ごすことに尽きるだろう。日頃のストレスを解消し、エネルギーを充電するために、石垣島で深呼吸をしませんか。

なかよし食堂の店前
 
なかよし食堂の八重山そば
 

▼相次ぐ「日本最南端」

 到着初日に石垣空港からANAインターコンチネンタル石垣リゾートへタクシーで移動中に、運転手さんから「八重山そばだったら、『なかよし食堂』がおすすめです」と取材していたので、早速、お邪魔した。「いつも行列ができるので、少し時間をずらした方がいいかもね」というので、お店到着は午後1時15分ごろで、並ばずに入れた。

 入店後、迷わず八重山そば(600円)とゴーヤーチャンプルーを注文。ほどなく出てきたそばは、少し甘めに煮込まれた、刻んだ豚肉とネギがのっているだけのシンプルなものだった。スープをすすると上品なだしが体に染みわたった。ここのお店の麺はやや細く、すくうとスープと微妙に絡み合い、箸が止まらなくなった。「滋味深く、この味で600円とは・・・」とタクシーの運転手さんに「にふぇーでーびる」(沖縄の言葉で、ありがとうの意)の気持ちだ。

 おなかと心が満たされた後、市街地にある、日本最南端のアーケード商店街「ユーグレナモール」へ。ここは、公設市場を中心に100以上の店が集まる商店街で、食材、お土産など幅広い商品がそろえられ、ぶらぶら歩くだけでも時間を忘れてしまう。東証プライム上場のバイオベンチャー「ユーグレナ」が、島内に研究所などを持っている縁で、2010年に命名権を取得し、名称を変更したという。

ゲンキみるくの牛乳やジェラート
 

 ユーグレナモールから少し歩いたところにある、ここもまた日本最南端の乳業を営む「八重山ゲンキ乳業」の「石垣島の牛乳屋さんのお店 ゲンキみるく」を訪ねた。八重山ゲンキ乳業の牛乳を使用したパンや、プリン、牛乳、各種生乳ジェラートなどを販売している。特にパンは防腐剤を一切使わない無添加で、水を使わず生乳だけで作っているという。

 八重山そばからの食後デザートとして、「ゲンキジェラート シングル 塩ミルク」(600円)を注文した。ゲンキ牛乳に石垣島の塩をアクセントにした一品で、ここでも「本来の素材が持つ味が出ており、滋味深いな」としみじみと感じた。

地元スーパーで売られていた島豆腐
 
沖縄限定ラベルのスパム缶
 

 私が旅先で心がけているのは、地元のスーパーに行き、そこでしか扱っていない商品を探すことだ。それは宝探しに似て、野菜、魚などの生鮮食料品のほか、調味料、お菓子などのコーナーをくまなく歩く。ANAインターコンチネンタル石垣リゾート近くのスーパーに行くと、本土とは違う製法で作られる沖縄独特の島豆腐が並べられていた。手に取るとずっしり重い。保冷剤とともに自宅に持ち帰り、併せて買ったスパム缶を使い豆腐チャンプルーに仕上げた。フライパンで豆腐を炒めても、形が大きく崩れることはなく、スパムのほどよい塩味が大豆の味を引き立てていた。

石垣島離島ターミナル
 

 ユーグレナモールから約5分歩くと、八重山諸島への玄関口になる石垣港離島ターミナルがある。八重山諸島は、石垣島をはじめ、竹富島、小浜島、黒島、新城島、西表島、由布島、鳩間島、波照間島、加屋真島、与那国島の11の有人離島と、周辺の無人島で構成されている。

 石垣島に滞在しながら、さまざまな日帰り離島観光ツアーが用意されており、それぞれの島の自然、文化を楽しむことができる。今回は、時間的な余裕がなく、離島には行かなかったが、次回は、竹富島、西表島など八重山諸島を堪能したい。

最終日のANAインターコンチネンタル石垣リゾートの朝食
 
ホテル敷地に咲いていたハイビスカス
 

 滞在最終日の朝ご飯は、ソーキそば、ちらしずし、島豆腐、もずくと石垣島ならではの和食を選んだ。もちろん洋食もあり、そのバリエーションはものすごく、選ぶだけで時間が経過していく。ホテルのそばは、なかよし食堂の八重山そばとは、だしが少し違うようで、かつお節の風味を感じた。東京でも時々、沖縄料理の店に行く。ただ、沖縄で食べるそばの方が、圧倒的にうまく感じる。使われている食材なのか、水なのか、作り手の技術なのか・・・。それを確かめるためにも、石垣島をまた訪れたい。

(取材協力:ANAインターコンチネンタル石垣リゾート)


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