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地方発のイノベーションと人材育成を専門的に支援 レリックが「グローカルイノベーション事業部」を新設

 人口減少や少子高齢化、都市部への人口集中など、さまざまな課題が諸外国に先んじて進行している日本は、課題先進国とも称されている。特にこれらの課題が顕在化しやすく、多くの課題に直面しているのが地方・地域だ。

 日本企業の新規事業開発やイノベーション創出を支援するRelic(レリック、東京都渋谷区)は、地方での起業・新規事業開発と人材育成を専門的に支援する組織「グローカルイノベーション事業部」を新設した。地方発イノベーションの創出とイノベーター人材育成活動の強化により、地方で直面する課題の解決と、世界に通用する事業・会社の地方発の創出を目指している。

 これまで新規事業創出を支援してきた実績をもとに、地方に最適化された持続的な事業創出を支援。研修・ワークショップの実施、コミュニティー形成支援などの取り組みのほか、人材育成やDX支援、オープンイノベーションプログラムの戦略策定から実行まで、さまざまな取り組みを各地の地方企業・金融機関・教育機関・自治体などと連携し日本全国で展開する。

 レリックは全国13の都道府県で16拠点を展開し、地域の教育機関・自治体との連携活動や地域企業の事業開発支援など地域に根差した活動を続けている。こうした活動の中で、地方在住のイノベーター人材の可能性、同時多発的に地域から事業が生まれる仕組みづくりや前向きな失敗を賞賛するような風土醸成の必要性を感じ、「グローカルイノベーション事業部」を発足させたという。今後はこれまでの活動強化に加え、新たな取り組みの第一弾として、地方課題の解決に特化した事業開発パッケージが予定されている。


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