auフィナンシャルグループ(auFG)のauフィナンシャルサービスとauペイメントが7月1日合併し、新会社auフィナンシャルサービス(東京都港区)の長野敦史社長が同日、東京都内で記者会見し、旧2社のキャッシュレス決済事業を一元化した新会社の今後の事業構想を発表した。中小企業・個人事業主らの事業成長を応援する経営支援事業など、決済利用者の利便性を高める新たなサービスの展開に意欲を示した。
新会社は旧2社のクレジットカード事業とスマホ決済事業を一元化。国内キャッシュレス決済市場の拡大に応じた対応で、一元化による同社のキャッシュレス事業の成長加速が期待されている。
長野社長は「キャッシュレス決済サービスは乱立しており“キャッシュレスの恩恵”を真に実感できるサービスへの変革が求められている」と述べ、「次世代キャッシュレス決済プラットフォーム事業」を来春にも展開し、資金繰りや集客などの相談に対応する中小企業・個人事業主らを対象にした経営支援にも拡大していきたい、とした。
経営支援の具体的な在り方については「このプラットフォームはスマホを入口としてイメージしているので、AI(人工知能)による助言も考えられるが、対面サポートの可能性も含めて今は絞らず、今後具体的なサポートの在り方を考えていきたい」と話した。
またキャッシュレス決済を利用する消費者は各種決済手段・サービスが乱立する中で「サービス選択の負荷や各決済場面で使い分ける面倒を感じている」として、クレジットカード決済、タッチ決済、コード決済のいずれの決済手段にも対応し、銀行・資産形成の金融や余暇・娯楽、ポイント決済などさまざまな場面で利用できるスマホ決済の「統合アプリ」を来年度以降、順次構築していく方針を明らかにした。

これらの新たな事業構想を長野社長は「お客さま、加盟店さま、くらしとの関係をつなぎ直す」戦略と説明。新生auフィナンシャルサービスは「この三つの関係のリワイヤー(Rewire、つなぎ直し)を目指していきたい」と話した。
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