
ハリマ化成グループ(東京)は、公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE、京都府木津川市)との共同研究で、カロテノイドの一種であるリコピンのバイオプロセスによる量産化実証に成功した、と発表した。
カロテノイドは、植物や藻類に含まれる黄色や赤色などの天然色素の総称で、強力な抗酸化作用があり、細胞の酸化ダメージを防ぐ効果がある。医薬品やサプリメント、化粧品、食品の分野で需要が拡大しているが、野菜など植物から抽出される供給量には限りがあり、新たな生産方法が求められていた。
リコピンはトマトやスイカなどに含まれる赤色の天然色素で、両社はリコピンをスマートセル(狙った製品を高効率に生産するよう設計した細胞)を使ったバイオプロセスを通じて、大量生産する方法を確立した。野菜からの抽出や石油由来の化学合成製法と比べ、食料との競合を回避できる上、製造時の二酸化炭素排出量が少なく、環境負荷を低減する、という。
開発したのは粉末の高純度リコピンとオイル溶解品の高機能リコピンの2種。
今後、サンプルの提供を順次開始し、2026年度内に製品化し、30年度の売上高20億円を目指す、としている。また、医薬品や化粧品、食品メーカーのパートナー企業の選定も進める。
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