キャム（福岡市）は、同社が提供する中小企業向けクラウドERP「キャムマックス」の機能の一部をリネンサプライ事業者向けの販売・契約管理ができる仕様にカスタマイズした新サービス「キャムマックス for LINEN」を、このほどリリースした。
同社によると、リネン業界は「日々の変動が多く管理がしづらい」「請求書を作りたいが、顧客の利用日数など情報が追えない」といった独自の問題が多いという。またリネンサプライに特化したシステムがなく、システムを構築すると費用もかかるためデジタルトランスフォーメーション（DX）が進んでいない。そこで、販売管理機能が充実しているERPキャムマックスの一部をカスタマイズし、安価でリネンサプライ事業者向けの販売・契約管理サービスの提供を始めた、としている。
同サービスは①商品やサービスの管理②顧客の管理③病院や介護施設別の管理④請求・入金の管理―が柱。①は「提供する介護用品やサービスを件数に制限なく追加できる」「販売単価など商品情報も適用日付で履歴管理できる」など、②は「請求先が利用者の家族などの場合にも対応できる」「病院や介護施設の入所・退所の繰り返し時も顧客情報で効率的に管理できる」、③は「利用者が入所している病院や介護施設などを登録管理できる」「病院や施設別の顧客や受注・売り上げ・請求を管理できる」、④は「毎月の締め日に請求書を確定、発行できる」「後払い、コンビニ払いなど支払い方法に応じた請求書データを作成できる」―などが特徴となっている。
