日本盲導犬協会(横浜市)は2023年8月27日までの土日祝日、盲導犬との暮らしや視覚障害のことを学び「共生社会」について考える子ども向け夏休みイベントを、静岡県富士宮市の日本盲導犬総合センター(愛称・富士ハーネス)で開いている。
期間中の午後1時から2時30分までは、参加者が盲導犬利用者へのサポート(誘導や口頭説明)が体験できる「盲導犬ユーザーサポート体験会」を開催。盲導犬利用者が、盲導犬との歩行や生活についても紹介する。また午後3時から4時までは、盲導犬と一緒に、目の見えない、見えにくい状態で歩き、盲導犬を利用する視覚障害の生活の一端を体験する「盲導犬ユーザー体験会」を開く。参加者対象は小学3年生以上。参加費200円。参加は予約が必要。
また「盲導犬自由研究コンテスト2023」を企画し、視覚障害をテーマとする夏休みの自由研究作品を募集している。応募作品は期間中、日本盲導犬総合センターに展示する。優秀作品は10月8日、表彰式を開き、賞状や記念品を受賞者に贈る。
各イベントの詳細は富士ハーネスホームページ。日本盲導犬協会は「今回のイベントを通して、子どもたちはもちろん社会全体で盲導犬や視覚障害への理解がより一層進むことを期待したい」としている。