全国清涼飲料連合会(東京都千代田区)はこのほど、海洋プラスチックごみ問題の解決に取り組む岡山市の事業に協力する、と発表した。缶・瓶・ペットボトル回収ボックスへのその他ごみの投入を防ぐため、ごみを入れにくくした新たな回収ボックスを設置する活動に協力する。
岡山市は22年3月、瀬戸内の豊かな海を守るために「岡山市海洋プラスチックごみ対策アクションプラン」を策定。海洋プラスチックごみ問題の解決に向けた取組みを推進している。岡山市の調べでは、飲料販売機横に置かれている回収ボックスは、食品容器やたばこの吸い殻などの異物が回収物の約4割を占めているという。そのため本来の缶・瓶・ペットボトルの回収・リサイクルの妨げになっている。
今回、岡山市内に390個設置する新回収ボックスは、投入口を下向きに工夫するなどしてごみを捨てにくくしたもの。また投入物は「缶・瓶・ペットボトルだけ」などと注意喚起するステッカーをボックスに張るなどして、適正利用を呼び掛ける。新回収ボックスの設置は2023年5月末まで終える予定という。