(左から)熊倉弘貴選手、熊倉弘達選手、川津博一監督、木村凌也選手、猪野毛日南太選手
日大サッカー部は1月10日、東京都千代田区で2025年シーズンからサッカーJリーグと日本フットボールリーグ(JFL)でプレーする4選手の記者会見を開いた。Jリーグ1部(J1)横浜FCに入る熊倉弘貴選手、J1横浜Mに入団の木村凌也選手、J2甲府に加わる熊倉弘達選手、JFLクリアソン新宿の猪野毛日南太選手。川津博一監督は「サッカー界で長生きする選手になってほしい」とエールを送った。
川津監督は「うちは人間性重視」と言う。プロになる選手の数は強豪の明大や筑波大には及ばないが、「うちの選手は現役が終わってからも指導者やチームの職員としてサッカー界で生き残る」と胸を張る。各競技の運動部に、日本はおろか世界レベルのチームや個人がひしめく日大。サッカー部出身で卒業後も日大一筋の川津監督はある時気付いた。「日本一くらいでは評価されない。まずは人に応援してもらえる選手、チームであろう」。選手には、授業にしっかり出ることはもちろん、組織に必要とされる人物になることを意識させているという。
双子の熊倉弘貴選手(左)と弘達選手
日大の魅力を問われた熊倉弘貴選手は「サッカーだけやっていればオーケーという大学もあるが、社会人として通用する選手を育てるというのが日大サッカー部の魅力」と話した。双子の弟の熊倉弘達選手は「監督やコーチが選手思いで、サッカー以外のこともいろいろ教えてくれる」と口をそろえた。もちろん、寮やトレーニング施設をはじめとする練習環境も整っていた。木村選手は「サッカーに集中できる環境だった」と振り返った。猪野毛選手は「自分で自分の将来を作り上げていく戦いができる場所だった」と感謝の言葉を述べた。
木村凌也選手(左)、猪野毛日南太選手
それぞれに広がる前途。年代別日本代表の経験もあり3年でチームを離れることになった木村選手は、かつてユースに所属していた横浜Mへの復帰。「自信を持って戻る。1年目から試合に出て王座奪還を目指し頑張る」と語った。最近はJ1とJ2を行ったり来たりしている横浜FCに入る熊倉弘貴選手は「開幕スタメンを目指し、チームの一員としてJ1定着できるようにしたい」と話した。熊倉弘達選手は「自分の持ち味はゴールとアシスト。目標は甲府のJ1昇格」ときっぱり。猪野毛選手は「絶対的な存在になって、チームのJリーグ昇格に向け頑張る」と意気込んだ。
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