イノベーション

日本発のイノベーションを推進し産業競争力を強化せよ! JATES(科学技術と経済の会)が「第8回技術経営・イノベーション大賞」の募集を開始

 日本発の優れたイノベーション(技術革新)は、その開発と事業化により国内産業の発展と社会変革をもたらし、国民生活の向上につながっていく。また、地球規模で広がる気候変動への対応も急務で、様々なイノベーションによる環境問題への取り組みも期待されている。かつて世界中で認められた日本の独自技術と産業競争力を強化することにより経済成長につなげると同時に、安心安全な社会を実現するための原動力になっていく。

 一般社団法人科学技術と経済の会(以下、JATES)は、6月1日から「第8回 技術経営・イノベーション大賞」の募集を開始した。JATESは、イノベーションの推進と事業化を図った企業やその取り組み事例を社会に広く伝えることで、日本におけるイノベーションの促進と、産官学を連携させた技術産業の活性化を狙う。

 「技術経営・イノベーション大賞」は、大企業、中小・ベンチャー企業を問わず、経済の発展や社会の変革、競争力・福祉の向上、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献などを実現した事業に贈られる。

 昨年度の第7回では内閣総理大臣賞が創設され、100を超える応募案件があり、内閣総理大臣賞にパーク24(株)、文部科学大臣賞にCYBERDYNE(株)、経済産業大臣賞に富士フイルム(株)の各事業が選出された。今年度の第8回からは総務大臣賞も創設される。

 また過去には、ミドリムシの大量培養に成功し、機能性食品や化粧品を商品化。バイオ燃料の製造にも挑戦する「(株)ユーグレナ」、2015年末から欧米で販売を開始し、昨年末に日本にも納入された小型ビジネスジェット機“ホンダジェット”を開発した「ホンダエアクラフトカンパニー」らが受賞している。

 

■第8回 技術経営・イノベーション大賞 募集要項

主催:(一社)科学技術と経済の会
後援:総務省、文部科学省、経済産業省、日本経済新聞社、日刊工業新聞社
協賛:(一財)新技術振興渡辺記念会

(1)表彰対象

 経済の発展、社会の変革、競争力の向上、福祉の向上、SDGsへの貢献等を飛躍的に実現するイノベーション(変革を起こした新事業)で、事業化され投資や雇用を生み出しつつある優れたとりくみを表彰いたします。企業・団体の形態や規模は問わず、イノベーションを推進した経営者や事業推進者およびそのチームを対象といたします。本賞は、技術経営およびイノベーションの内容やプロセスに特に注目しており、例えば以下の点を重視しています。(SDGs: Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)

  • 社会、生活、産業、文化を大きく変えるもの
  • 科学技術の活用(技術経営)が優れているもの
  • その事業が画期的な変化を生み出したもの(製品・サービス、顧客、生産方式、調達、ビジネスモデル、組織・マネジメントの変化等)
  • 大きな事業、雇用を生み出すもの

(2)賞の種類

  • 内閣総理大臣賞(1件) :賞金(50万円)、本賞記念楯
  • 総務大臣賞(1件)   :賞金(20万円)、本賞記念楯
  • 文部科学大臣賞(1件) :賞金(20万円)、本賞記念楯
  • 経済産業大臣賞(1件) :賞金(20万円)、本賞記念楯
  • 科学技術と経済の会会長賞(3件程度):賞金(1件につき10万円)、本賞記念楯

(注)過去に他の表彰制度で大臣賞を受賞されている案件については、原則として同じ大臣賞表彰の対象といたしません。
(注)過去に本表彰制度で大臣賞を受賞されている案件については、他の大臣賞表彰の対象となります。
(注)過去に本表彰制度で科学技術と経済の会会長賞を受賞されている案件については、大臣賞表彰の対象となります。

(3)スケジュール

  • 応募受付:2019年6月1日~9月20日(締切)
  • 審査期間:2019年10月~12月
  • 結果発表:2019年12月末(個別にメールでご連絡差し上げる予定です。2020年1月にはホームページ上等で発表します。)
  • 表彰日:2020年2月13日(予定)

(4)応募方法

 技術経営・イノベーション大賞応募用紙および応募用紙記載要領は科学技術と経済の会(JATES)のホームページからダウンロードをお願いいたします。

ホームページ:http://www.jates.or.jp/

(一社)科学技術と経済の会より

 会長 遠藤信博(日本電気株式会社 代表取締役会長)

 JATESでは、日々、人間社会へのより良い価値の創造や提供に努力をされている企業の皆様を支持し、称える目的で、2012年度に「技術経営・イノベーション賞」を設立いたしました。回を重ねるごとに応募件数も増え、提供価値も高度化してきております。

 そのような中、昨年、本表彰制度に内閣総理大臣賞が、そして今年は、総務大臣賞を新たに加えて頂く名誉にあずかり、文部科学大臣賞、経済産業大臣賞と合わせ、4つの大臣賞を軸とした表彰をさせて頂くこととなりました。これに伴い、名称も「技術経営・イノベーション大賞」と改め、皆様からの盛んな応募をお待ちしております。

 毎年、非常に価値の高いイノベーティブなソリューションを、数多く応募頂いており、昨年度の応募総数は100件を超えて、その範囲も、医療、食、健康、各種サービス、システム、ハードウェア等々に大きく広がってきています。

 過去、大臣賞を受賞されたユーグレナ様の「ミドリムシを活用したビジネス戦略」は、食の領域に対するソリューションでの受賞でしたが、現在はエネルギー領域に適用すべく新たな挑戦をされています。また、小野薬品様が受賞された「免疫チェックポイント阻害剤『オプジーボ』の開発」では、昨年、本庶佑氏がノーベル賞を受賞され、さらなる研究を進められようとされています。

 主催者としても、本賞の授与が、企業の皆様に自信と挑戦への勇気を与え、新たな挑戦を促して、さらなる発展をされているのを拝見できることは大変嬉しく、表彰の意味深さを感じています。

 また、昨年の初めての内閣総理大臣賞では、「IoTを活用した駐車場・カーシェア事業」として、駐車場のシェアリングビジネスを確立されたパーク24様が、データ活用の新規ビジネスモデルの観点で受賞され、今後AIやビッグデータ等を用いたイノベーティブなソリューションに対する、受賞への道も開かれました。

 「第8回技術経営・イノベーション大賞」においても、日本の価値創造力によるイノベーティブなソリューションを表彰することにより、日本の多くの企業の方々に勇気を与え、さらなる発展をされることを期待しております。
幅広い領域からの、数多くの応募をお待ちしております。奮って応募頂けますよう、お願い申し上げます。


■過去の受賞事業および受賞者(ご役職等は受賞当時のもの)

◆第7回(平成30年度)

内閣総理大臣賞

<事業名>IoTを活用した駐車場・カーシェア事業
<受賞者>パーク24株式会社 代表取締役社長 西川 光一氏

文部科学大臣賞

<事業名>ロボットスーツHAL®
<受賞者>CYBERDYNE株式会社 代表取締役社長 山海 嘉之氏

経済産業大臣賞

<事業名>ビッグデータ・IoT時代を支えるバリウムフェライト磁性体を用いた大容量データテープの開発
<受賞者>富士フイルム株式会社 代表取締役社長 助野 健児氏

科学技術と経済の会会長賞

<事業名>史上初の緩むことのないネジ締結体「L/Rネジ」の事業化
<受賞者>株式会社NejiLaw 代表取締役社長 道脇 裕氏

<事業名>日本発・世界初の抗IL-6受容体抗体アクテムラ®
<受賞者>中外製薬株式会社 代表取締役社長 最高経営責任者 小坂 達朗氏

<事業名>積層型イメージセンサの開発
<受賞者>ソニー株式会社常務/ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社代表取締役社長 清水 照士氏

選考委員特別賞

<事業名>開発途上国向けSATOトイレシステム
<受賞者>株式会社 LIXIL 取締役 専務役員 Chief Public Affairs Officer Jin Montesano氏

◆第6回(平成29年度)

文部科学大臣賞

<事業名>ミドリムシを活用したビジネス戦略
<受賞者>株式会社ユーグレナ 代表取締役社長 出雲 充氏

経済産業大臣賞

<事業名>免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」の開発
<受賞者>小野薬品工業株式会社 代表取締役社長 相良 暁氏

科学技術と経済の会会長賞

<事業名>運転支援システム アイサイト
<受賞者>株式会社SUBARU 第一技術本部 統合制御統括上級PGM 樋渡 穣氏

<事業名>暗号技術による安心安全社会への貢献
<受賞者>三菱電機株式会社 開発本部 役員技監 松井 充氏
 情報技術総合研究所 情報セキュリティ技術部主席研究員 時田 俊雄氏

<事業名>新たに開発した土と水の役割を果たすフィルムを用いる高品質農産物栽培システム(アイメック®)
<受賞者>メビオール株式会社 代表取締役社長 森 有一氏

<事業名>呼吸で移動するがんをピンポイントで狙える粒子線がん治療装置の開発
<受賞者>株式会社日立製作所 ヘルスケアビジネスユニット チーフエグゼクティブ 中村 文人氏
 研究開発Gr 技師長 平本 和夫氏
 ヘルスケアビジネスユニット主管技師 梅澤 真澄氏
 研究開発Gr・主任研究員 藤本 林太郎氏
 北海道大学大学院 医学研究院教授(兼)北海道大学病院陽子線治療センター・センター長 白𡈽 博樹氏
 工学研究院教授(兼)陽子線治療センター・副センター長 梅垣 菊男氏
 医学研究院教授(兼)陽子線治療センター・副センター長 清水 伸一氏

選考委員特別賞

<事業名>変なホテル
<受賞者>H.I.S.ホテルホールディングス株式会社 代表取締役 澤田 秀雄氏

<事業名>風計測ライダの実用化と普及への貢献~「風を感じる」から「風を視る」技術へ~
<受賞者>三菱電機株式会社
 情報技術総合研究所 光技術部 EOセンサシステムグループ 主席研究員 今城 勝治氏
 情報技術総合研究所 光技術部 レーザ・光制御グループ 主席研究員 廣澤 賢一氏
 情報技術総合研究所 光技術部 光・マイクロ波制御グループ 主席研究員 三輪 佳史氏
 情報技術総合研究所 光技術部 EOセンサシステムグループ 研究員 梶山 裕氏
 情報技術総合研究所 レーダー信号処理技術部 アクティブセンサ信号処理グループ 主席研究員 酒巻 洋氏
 情報技術総合研究所 光技術部 光・マイクロ波制御グループ グループマネージャー 安藤 俊行氏
 情報技術総合研究所 光技術部 レーザ・光制御グループ グループマネージャー 亀山 俊平氏
 情報技術総合研究所 光技術部 EOセンサシステムグループ グループマネージャー 柳澤 隆行氏

◆第5回(平成28年度)

文部科学大臣賞

<事業名>革新的な浄水技術が途上国社会を変える
<受賞者> POLY-GLU GROUP CEO 小田 兼利氏

経済産業大臣賞

<事業名>NAND型フラッシュメモリの実用化とさらなる大容量・低価格化に向けた技術開発
<受賞者>株式会社 東芝 代表執行役副社長 ストレージ&デバイスソリューション社社長 成毛 康雄氏

科学技術と経済の会会長賞

<事業名>日本発世界初の特殊ペプチド創薬開発プラットフォームシステムによる新薬開発のイノベーション
<受賞者>ペプチドリーム㈱ 代表取締役社長 窪田 規一氏

<事業名>デジタルプロダクションシステム(Viscotecs)のパーソナルオーダーシステムへの進化
<受賞者>セーレン株式会社 代表取締役会長兼最高経営責任者 川田 達男氏

<事業名>生産者から経営者へ”Akisai”で農業経営にイノベーションを
<受賞者>富士通株式会社 イノベーティブIoT事業本部 Akisai事業部 事業部長 大塚 尚子氏
 シニアディレクター 輪島 章司氏

◆第4回(平成27年度)

文部科学大臣賞

<事業名>自動車の次の100年に向けたMIRAIの開発
<受賞者>トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長 豊田 章男氏
 製品企画本部 チーフエンジニア 田中 義和氏

経済産業大臣賞

<事業名>航空機用炭素繊維複合材料の開発
<受賞者>東レ株式会社 代表取締役社長 日覺 昭廣氏

科学技術と経済の会会長賞

<事業名>獺祭の取り組み
<受賞者>旭酒造株式会社 代表取締役社長 桜井 博志氏
 取締役副社長 桜井 一宏氏

<事業名> 世界貴重文献資産のデジタル保存における新たな事業モデル構築の取り組み
<受賞者>株式会社NTTデータ
 代表取締役社長 岩本 敏男氏
 取締役常務執行役員 岩井 利夫氏
 第一公共事業本部 第三公共事業部長 岩元 宏樹氏
 第三システム統括部長 中城 章史氏
 第三システム統括部第五システム担当 部長 杉野 博史氏

<事業名> インターナビのプローブデータを用いた快適、安全、安心な運転環境実現への取り組み
<受賞者>本田技研工業株式会社
 日本本部営業企画部インターナビ事業室
 室長 米田 徹郎氏
 チーフ 間 俊輔氏
 四輪事業本部事業企画統括部グローバルテレマティクス部
 チーフ 菅原 愛子氏
 チーフ 益田 卓朗氏
 主任 仙石 浩嗣氏

科学技術と経済の会会長特別賞

<事業名>PAN系炭素繊維の発明と実用化への貢献
<受賞者>国立研究開発法人 産業技術総合研究所 名誉リサーチャー 進藤 昭男氏

◆第3回(平成26年度)

文部科学大臣賞

<事業名> 世界No.1精度の顔認証技術で安心・安全な社会の実現に貢献
<受賞者>日本電気株式会社 情報・メディアプロセッシング研究所 主席研究員 今岡 仁氏
 主任 細井 利憲氏
 石井 雅人氏

経済産業大臣賞

<事業名> ビジネスジェット機 HondaJet の開発
<受賞者>ホンダ エアクラフト カンパニー 社長兼CEO 藤野 道格氏

科学技術と経済の会会長賞

<事業名> 少量採血でのアミノ酸測定によるがんリスク検査の事業化
<受賞者>味の素株式会社  取締役社長 最高経営責任者 伊藤 雅俊氏
 取締役常務執行役員 木村 毅氏
 イノベーション研究所 グループエグゼクティブプロフェッショナル 宮野 博氏
 研究開発企画部 シニア・アドバイサー 吉元 良太氏

<事業名> ロングテールの飲食店市場の生産性向上に貢献する独自インフラの構築
<受賞者>株式会社ぐるなび 代表取締役会長・創業者 滝 久雄氏

<事業名> 安全計装システムProSafe-RSの事業化
<受賞者>横河電機株式会社 代表取締役社長 西島 剛志氏
 横河電機(中国)有限公司 副総経理 戦略発展事業本部 本部長 安藤 忠明氏
 Yokogawa Electric International Pte. Ltd. シンガポール開発センター長 佐藤 正仁氏
 横河電機株式会社 IAプラットフォーム事業本部グローバル営業センター システム営業部SIS課 課長 山城 靖彦氏

<事業名>化学合成人工抗体バイオ技術の海外スピンオフベンチャー設立による事業化
<受賞者>Apta Biosciences Pte. Ltd. R&D Group 共同設立者、CTO 藤田 省三氏
 株式会社富士通研究所 R&D戦略本部 シニアマネージャー 有永 健児氏

◆第2回(平成25年度)

文部科学大臣賞

<事業名>小型・低消費電力な携帯電話基地局の実現に向けた「高電圧動作・高効率窒化ガリウム トランジスタ(GaN HEMT)」の立ち上げ
<受賞者>住友電気工業株式会社 研究統轄本部 伝送デバイス研究所 小林 正宏氏
 伝送デバイス研究所 グループ長 井上 和孝氏
 Sumitomo Electric Asia, Ltd.Electro Devices Group General Manager 佐野 征吾氏
 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 電子デバイス事業部 長谷川 裕一氏
 電子デバイス事業部 課長 蛯原 要氏
 技術部 部長 桑田 展周氏

経済産業大臣賞

<事業名>発熱、保温、保湿、吸汗速乾など10の機能を併せ持つ機能性インナーウェアの開発
<受賞者>株式会社ファーストリテイリング  代表取締役会長兼社長 柳井 正氏
 東レ株式会社 代表取締役社長 日覺 昭廣氏

科学技術と経済の会会長賞

<事業名>URUP工法(Ultra Rapid Under Pass)
<受賞者>株式会社大林組 土木本部プロジェクト部 主席技師 三木 慶造氏
 担当部長 横溝 文行氏
 機械部 部長 阪本 公明氏

<事業名>長期冷蔵保存技術による生鮮品の新たなコールドチェーン物流インフラの構築
<受賞者>株式会社MARS Company(マーズカンパニー) 代表取締役 松井 寿秀氏
 常務取締役 井筒 伊朗氏

◆第1回(平成24年度)

文部科学大臣賞

<事業名>センサ部品領域における「ハードとソフトの融合のソリューション事業(電子コンパス)
<受賞者>旭化成(株) 旭化成エレクトロニクス(株) 旭化成グループフェロー 山下 昌哉氏

科学技術と経済の会会長賞

<事業名>プログラミング言語Ruby
<受賞者>(株)ネットワーク応用通信研究所 フェロー まつもと ゆきひろ氏

<事業名>ソフトウェアデファインドネットワーク実現に向けたオープンフロー事業の立上げ
<受賞者>日本電気(株)クラウドシステム研究所 下西 英之氏、岩田 淳氏
 エヌイーシーコーポレーション オブ アメリカ 小林 正好氏


■一般社団法人 科学技術と経済の会(JATES)

 1966年に設立。産業の発展と国民生活向上、並びに安全安心社会を目指し、産業界が主体となった活動を基本理念とし、技術と経営並びに経済に関して異業種の交流や研究活動を行う目的で設立。

 「技術と経営に関する実践的研究」「イノベーションの普及促進」「人材育成」「異業種交流」「現場体験・交流」「産官学・国際交流」などの活動を行なっている。
現在、日本電気(株)代表取締役会長の遠藤信博氏が会長を務め、法人会員が109社、個人会員が約330名となっている。


 

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