「コロナの記録と記憶~メディアは何を報じ、何を報じなかったのか~」

10月17日、シンポジウム「コロナの記録と記憶」
新聞通信調査会がメディア報道を検証、椎名誠氏の講演も

 社会を混乱させた新型コロナウイルスの感染拡大から3年半が過ぎた。感染症法の位置付けが「5類」移行後は、実態が分からなくなったこともあり、今は落ち着いているように見える。メディアの報道も激減したが、日本では「第9波」が来ているとの指摘もある。

 この間、正体不明のウイルスにメディアの報道も揺らいだ。次のパンデミックに向けて、一連のコロナ報道を検証する必要があるとして、メディアに関する調査研究活動をしている公益財団法人 新聞通信調査会は、シンポジウム「コロナの記録と記憶~メディアは何を報じ、何を報じなかったのか~」を2023年10月17日(火)に開催する。

 会場は東京都千代田区内幸町のプレスセンターホール(日本プレスセンタービル10階)。基調講演は『失踪願望。 コロナふらふら格闘編』などの著作がある作家・椎名誠氏が「コロナに罹患(りかん)して思ったこと」と題して話す。第2部のパネルディスカッションは、コロナ関連を取材してきたジャーナリストら4人が、報道の問題点・メディアの課題などを議論する。

 シンポジウムは午後1時から午後4時15分まで。基調講演は約1時間。その後のパネルディスカッションは、専修大ジャーナリズム学科教授の評論家・武田徹氏、『コロナ戦記 医療現場と政治の700日』などの著作があるノンフィクション作家・山岡淳一郎氏、読売新聞医療サイト「yomiDr.(ヨミドクター)」編集長を務めた後、オンラインメディアBuzzFeed Japanで今年7月まで医療記事を執筆した岩永直子氏、毎日新聞社論説委員・元村有希子氏が登壇する。コーディネーターは時事通信社解説委員・小林伸年氏が務める。

 会場参加は9月29日まで募集。定員300人。オンライン参加は10月6日まで募集している。申し込み・詳細は新聞通信調査会ホームページで。

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