新たな社会人の多くの門出となる4月1日。全国の入社式の会場には、真新しいスーツ姿の新入社員が希望に満ちた春風を運んだ。
東京都内で開かれた大手食品メーカー、カルビー(東京都千代田区)の入社式には、新入社員110人が出席。あいさつした江原信社長は「今から40数年前、私が社会人になった時は期待より不安の方が大きかった。こんな弱気を克服できたのは、この分野では誰にも負けないという得意分野をつくったことだ」と新入社員時代を振り返った。
その上で「新入社員の皆さんはこれからいろいろな分野の仕事に配属されるが、いずれもカルビーのビジネスにとって、一つもおろそかにできない分野だ。キャンバスにカルビーという絵を描くにあたって、どの分野が欠けてもその絵は美しいものにはならない。皆さんはそれぞれ配属された分野で、自分は誰にも負けないという存在を目指してください。それを実現することが皆さんの自信につながり、今後のキャリア形成に大きく寄与する」と新入社員にエールを送った。

新入社員を代表して決意表明した男女2人は「私たちは食を通じて人々を幸せにしたいという思いを胸にカルビーの一員としての責任を自覚し、成長していく決意です。いずれは自分たちが次の世代を支え、カルビーの未来をつくっていく存在になりたい」と宣言した。
会場には新入社員を歓迎するカルビーの商品キャラクターの着ぐるみ3体が登場し、110人の門出を祝った。
うち穀物・果物の朝食向け加工食品「フルグラ」のキャラクター「グーグーとラララ」(グーグーは妖精ウサギ。ラララはグーグーの相棒スプーン)に対して、江原社長が、朝食摂取を推進する架空のCBO(チーフ・ブレックファースト・オフィサー、最高朝食責任者)に任命する辞令交付の“エープリルフール演出”を行い、毎日朝ごはんを食べることの大切さを新入社員に訴えた。

江原社長は「カルビーが約1万人の朝食の実態を調べてまとめた朝食白書によると、朝ごはんを食べる習慣が若い人の間で薄れていることが分かった。一方で朝ごはんを食べる人ほど幸福感が高いことも明らかになった。東南アジアの多くの国では『朝ごはん食べた?』という言葉が『元気?』と呼びかける意味を持つ。これは食事が単なる栄養補給の意味だけではなく健康や幸せを支える大切なものだということを表している。若い皆さんには朝食の習慣をしっかりと身に付けていただき、健康で幸せな未来を築いてほしい」などと説明した。