兵庫県の明石観光協会は、明石市内の「源氏物語」ゆかりの地を紹介するマップ「明石散策MAP ~源氏物語を訪ねるコース~」を制作した。
「源氏物語」で明石は“ゆったりとして穏やかな所”を意味する「ゆほびかなる所」と紹介され、第十三帖「明石の巻」で都を離れた光源氏が過ごす日々がつづられている。
江戸時代、文学好きだった第五代明石藩主の松平忠国が、物語の中の描写を実在の寺社などに当てはめ、そこに自らが詠んだ歌を刻んだ碑を建てたとされ、それらがゆかりの地として伝わっている。
マップで紹介しているのは、JR明石駅から岩屋神社、善楽寺、無量光寺、蔦の細道などを約1時間30分で巡る往復約2.9キロのコースで、事前に観光ボランティアガイドを申し込むこともできる。
また、明石市は9月から「源氏物語×明石 2024秋冬」として、天文科学館のプラネタリウムや文化博物館、あかしこども広場、あかし市民図書館などでさまざまな企画を実施する。