東リ(兵庫県伊丹市)はこのほど、2025年大阪・関西万博に会場整備参加サプライヤーとして協賛すると発表した。博覧会会場管理棟にタイルカーペットを提供し、閉会後に回収、環境対応タイルカーペットにリサイクルする。
東リは環境負荷低減活動に取り組んでおり、タイルカーペットでは「使用後の回収」「廃材の再資源化」「環境対応タイルカーペットの製造」を循環させる「TOLI完全循環型リサイクルシステム」を推進していると説明。同システムは、異素材をまとめて処理するマテリアルリサイクルが最大の特徴だという。
この技術を活用することで「異素材であるパイル層(繊維)とバッキング層(塩ビ樹脂)を分離することなく、タイルカーペットのバッキングに丸ごとリサイクル可能となり、産業廃棄物削減と、廃棄にかかる二酸化炭素(CO₂)排出量削減に貢献することができる」としている。