日本損害保険協会(東京都千代田区)はこのほど、「2022年全国交通事故多発交差点マップ」を公表した。それによると、人身事故件数が最も多かったのは、19件発生した東京都板橋区の熊野町交差点だった。
次に多かったのはいずれも18件の人身事故が起きた大阪市の東天満交差点と神戸市の長田交差点。次いで16件の東京都杉並区の大原交差点▽東京都世田谷区の宮前橋交差点▽名古屋市の高岳交差点▽大阪市の谷町9丁目交差点-の4交差点が続いた。
マップは交通事故の防止・軽減を目的に、全国の地方新聞社の協力を得て毎年作成。都道府県ごとに、交通事故多発交差点の特徴や件数の多い事故類型の主な事故要因・予防策なども紹介している。これまで掲載した交差点は2300カ所を超えるという。
日本損害保険協会は「ドライバーだけでなく、歩行者や自転車利用者など交差点を利用するすべての方に、交差点の事故防止について考えるヒントとして、活用してほしい」としている。
マップは日本損害保険協会ホームページに掲載している。