東京商工会議所(東京都千代田区)はこのほど、社会の困難を乗り越えて出世していくサラリーマンの姿を描いた弘兼憲史氏の人気漫画「島耕作シリーズ」の主人公・島耕作を、同会議所が主催する検定試験(東商検定)の特任アンバサダーに起用したことを明らかにした。
島耕作は、漫画を使って企業活動を支援する事業を手がけるシンフィールド(東京都千代田区)が展開する「社会をよくする企業応援プロジェクト」の公式アンバサダーとなっており、同会議所はプロジェクトに参画する形で、東商検定の特任アンバサダーとして採用することにしたという。
東京商工会議所は、ビジネスの現場で活用することを目的に現在、環境社会検定試験(eco検定)、ビジネスマネジャー検定試験、ビジネス実務法務検定試験、カラーコーディネーター検定試験、福祉住環境コーディネーター検定試験の五つの東商検定を実施している。
今回、島耕作を起用したことについて同会議所は、シンフィールドの「社会をよくする企業応援プロジェクト」の趣旨と合致したことに加え「長年多くのビジネスパーソンを魅了し続けている島耕作は、ビジネスの現場で役立ち、ビジネスパーソンを支援し続けている東商検定の特任アンバサダーにふさわしいと考えた」と説明している。
同会議所は、東商検定の特設ページで、島耕作と初代東商会頭だった実業家・渋沢栄一が検定についてやり取りする“夢の対談”も掲載している。