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日本人の思考の曖昧さは“強み” 苅谷オックスフォード大教授

苅谷剛彦 オックスフォード大教授(左)と佐藤直人 代表

 

 ビジネス情報発信など行うエモーショナルリンク合同会社(東京都中央区)はこのほど、オックスフォード大教授の苅谷剛彦(かりや・たけひこ)氏へのインタビュー記事「“わかったつもり”は思考停止と同義!日本文化を背景に持つからこそ見える強みとは?」を自社ホームページに公開した。

 政財界人や大学教授にインタビューしてビジネスのヒントを発信する記事連載の一環で公開した。苅谷氏の専門は社会学。インタビューの中で苅谷氏は、欧米のように文化の異なる多くの民族を迎え入れて社会形成してきた歴史のない日本は「意見のすり合わせが浅く、議論は曖昧のまま終わってしまう傾向にある」ほか、「日本語は膨大な外来語を含む言語のため、多くの日本人はコミュニケーションの際、言葉本来の意味と多少のズレがあっても気にせず使い続ける癖がついている」など、日本人の思考上の特徴を指摘。その上で、「日本人の“思考の曖昧さ”は、異なるもの同士の調和を容易にし、日本人にユニークなアイデアをもたらしてきた源泉である」と述べている。

 インタビューの聞き手はエモーショナルリンク合同会社代表者の佐藤直人氏。同社は「(今回のインタビュー記事は)日本人の持つ思考習慣には大きな優位性が存在しているという事実に気づかせてくれる」としている。

 


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