情報システム開発などを行う鈴与シンワート(東京都港区)は、2023年8月8日、運転前アルコールチェック&検温クラウドサービス「あさレポ」の契約デバイス数が12万台を突破したと発表した。また同日から、これまでの半導体式ガスセンサーのほかに、電気化学式センサー搭載の小型携帯用アルコール検知器への対応も始めると発表した。
追加対応する検知器は、中央自動車工業(大阪市)の「SOCIAC NEO(SC-502)」と「NEO BLUE(NEB-601)」の2機種。両機種ともアルコール検知器協議会の認定機器で、警察、企業など約5万社以上で採用されているという。
「あさレポ」は、従業員の運転前に、検温機能付きのアルコールチェッカーで検査すると、専用のクラウドサーバーにアルコール度合いと検温結果が送られ、社内のドライバーの状態を一元管理できるクラウドサービス。なりすましの防止のため、人工知能(AI)の顔認証もできる。
また、警視庁が同日、白ナンバー車を使う事業者に対しアルコール検知器によるドライバーの飲酒検査を12月1日から義務化すると正式発表しており、同社はこれに対応可能としている。