日本心臓財団が「心房細動」早期発見テーマに啓発広告 DJ KOOさんが検診・検脈の重要性を呼びかけ

日本心臓財団 「EZ DO 検脈!」ポスター

 

 日本心臓財団(東京都千代田区)は7月から、不整脈「心房細動」の早期発見をテーマにした啓発広告を始めた。公益社団法人ACジャパン(東京都中央区)の「支援広告キャンペーン」で、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などを通じて展開している。

 広告は人気グループTRFのDJ KOOさんが、CMオリジナルのビート「EZ DO(イージードゥ)検脈!」とともに、心房細動リスクや検脈の大切さを伝える内容。

 日本心臓財団は1970年に設立。50年以上にわたり、心臓病や脳卒中の予防啓発活動や、近年では自動体外式除細動器(AED)や心肺蘇生の普及に取り組んでいる。今回のACジャパン支援広告キャンペーンでは、リスクの高い不整脈である「心房細動」の早期発見をテーマにした啓発広告を制作したという。

 同財団によると、心房細動は加齢や高血圧などの生活習慣病、ストレスにより発症するといわれており、超高齢社会の影響により患者数は増加傾向にある。「心房細動を放置すると心原性脳梗塞や心不全の原因となるため、早期発見が重要だ」と指摘。一方、心房細動患者の約4割が無症状で、症状が起きたとしてもすぐに治まることが多いため早期発見が難しいとしている。

 テレビCMでは、DJ KOOさんが、ノリノリのリズムに合わせて「リズムを感じていこうぜ!」とアピールする中、自分の脈が乱れていることに気づき検診に行き、早期発見には定期的検診が重要だと呼びかけている。広告映像はACジャパンのホームページで公開している。

 

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