NHKで放映中の大河ドラマ「どうする家康」に関する資料などを展示している静岡市の「どうする家康 静岡 大河ドラマ館」で、徳川家康の正妻・瀬名姫(築山殿=つきやまどの)の父である関口氏純(せきぐちうじずみ)の文書と、家康がその印影を肌身離さず持ったとされる摩利支天(まりしてん)の印を、6月22日~7月3日の12日間限定で展示する。
静岡市大河ドラマ「どうする家康」活用推進協議会によると、2点の資料は今川氏にゆかりがある臨済寺が所蔵。特に関口氏純の文書は、近年の古文書調査で新たに見つかった資料だという。
文書は「関口氏純替地証文(せきぐちうじずみかえちしょうもん)」。今川氏の重臣である関口氏純が、今川義元の菩提(ぼだい)寺である天沢寺に領地を寄進したことを記した文書。もう一つは「摩利支天御影黄金印(まりしてんみえいおうごんいん)」で、家康が守り神として信仰していた戦の神「摩利支天」を彫った印。
大河ドラマ館はJR静岡駅から徒歩約20分。入館料は大人400円、小中高生は200円。市内在住者は大人200円、小中高生以下は無料。開館時間は午前9時~午後6時。