みやぎコールセンター協議会（仙台市）は6月21日、キューアンドエー（東京都渋谷区）の協力で、宮城県南三陸高校3年の生徒約45人を対象とした「ビジネスマナー･キャリアステップ研修」を開催する。
宮城県は、仙台市を中心にコールセンターが多数存在していることから2008年、コールセンター事業を行っている企業15社で「みやぎコールセンター協議会」を設立した。宮城県と仙台市は特別会員となっている。同協議会は、業界の持続的な発展や認知度向上のための取り組みとして、業界研究会やビジネスマナー研修、コールセンター運営企業による合同企業説明会などを開催している。キューアンドエーは同協議会の会員社で、研修では講師を派遣する。
24年に創立100周年を迎える南三陸高校は、開校以来「地域に貢献できる人材の育成」を目指しており、14年には県内初の地域連携型中高一貫教育がスタートした。在学中からビジネスマナーの習得やキャリア形成を考える時間を充実させているという。
研修は「ビジネスマナー研修」が就職志望者向け、「キャリアステップ研修」が進学志望者向けで、それぞれに分かれて行われる。ビジネスマナー研修は身だしなみや電話対応などの基本的なマナーを、キャリアステップ研修は、卒業後のキャリアを考えながら入試面接時のマナーを身に付けることを目的としている。
