「はにわぷりん」を製造・販売するPasah(堺市)は、陶器製の容器「はにわカップ」を製造する際に発生する、釉薬(ゆうやく)のムラやくぼみなどが激しく、廃棄せざるを得ない容器を、小学校や幼稚園、保育園などに寄贈する「アップサイクル窓口」を設置し、「はにわカップ利用申し込み」の受け付けを始めた。DIYワークショップを開催する際などにも利用できる、としている。
不要品を再利用するアップサイクル事業として、同社は2021年から大阪府立泉北高等学校国際文化科(堺市)と連携し、廃棄カップに着目したイベントなどを企画している。
同社の製造工場がある堺市土師町周辺で、1500年前に古墳に埋葬する埴輪(はにわ)や煮炊き用の器「土師器(はじき)」などが生産されていた縁で「はにわカップ」が誕生したという。