一般社団法人日本ペットBLS防災学会(東京都渋谷区)は、犬や猫に心肺蘇生が必要になった際に、動画と音声で心肺蘇生法を支援する「ペットBLSナビ」を無料で公開した。当面、閲覧できるのは「ペットBLS検定」を受講した人に限られる。
「ペットBLS検定」は、人とペットの防災に関する研究・教育と普及活動を目的に、同学会が主催する認定資格で、オンラインで受講できる。「BLS」は「ベーシック・ライフ・サポート」の略称で、一次救命処置を意味する。
同協会は「ペットには、救急車もAEDもない。飼い主が犬猫を心肺蘇生する際に手助けしてくれるものはなく、極度の焦りから何をしてよいか分からなくなることも想定できる。犬猫の心肺蘇生法は日頃のトレーニングが最も重要で、さらにこの『ペットBLSナビ』があれば、救命率をより高められると考えている」としている。
・ペットBLS検定について:https://course.petbls.jp/