公益財団法人日本生産性本部(東京都千代田区)は、出版部門の生産性出版が発刊したビジネス書「事業部長になるための『経営の基礎』」(新井健一、陶山匠也共著)が「第22回ほんづくり大賞」の「大賞」を受賞したことを明らかにした。
同書は2022年8月に刊行(474ページ、2860円)。著者は「アジア・ひと・しくみ研究所」代表取締役の新井健一氏と、「アービンジャー・インスティチュート・ジャパン」東京事務所代表の陶山匠也(すやま・たくや)氏。
内容は「経営の現場を知る人事と財務のプロが、会計・ファイナンスの基本から戦略の立て方や実行、結果の評価指標など経営に必要な『理論』と『実践』を1冊に凝縮した書籍」だと説明している。
ほんづくり大賞は、政府刊行物を発行する出版社と全国官報販売協同組合が中心となって結成された「政刊懇談会(政府刊行物等普及強化連絡懇談会)」が、会員各社の出版活動を応援する目的で年に一度、選定を行う賞。「大賞」は年に1件のみ選出されるという。
「経営コンサルタントとして経験豊富な新井氏と、MBA(経営学修士)有資格者で会計のプロである陶山氏という2人のプロが、プロを目指す人たちのために出版した1冊」などという選評があったといい、日本生産性本部は「『実際に役立つことだけを徹底的に選び抜いた必読書』として非常に質の高い専門書」である点などが評価されたとしている。