大分県豊後高田市の水産振興養殖事業促進協議会は、消えつつある「岬ガザミ」の再興に向けたプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディング（CF）で資金を募っている。
豊後高田市の香々地地域で水揚げされるガザミは、「岬ガザミ」として地域団体商標が認められている。しかし、近年の海水温の上昇や海の栄養不足による藻場の減少などで漁獲量が減少していることに加え、漁業者の高齢化や不安定な収入による後継者不足などで、今後はおいしい岬ガザミが食べられなくなる恐れがあるという。
そこで水産振興養殖事業促進協議会を発足させ、岬ガザミの安定した収穫と提供を行うためのプロジェクトを立ち上げた。CFは9月10日まで募集し、目標金額は150万円。養殖用のカニハウスの製作費と餌の調達費などに活用する予定だ。
CFに資金提供すると、支援金の金額に応じて、ガザミの収穫体験招待や岬ひじき、岬あおさ、ガザミフィギュアなどの返礼品を受け取ることができる。
・詳細：https://sandwichcrowd.com/project/detail/967
