参加者全員で記念撮影

サッカー大会主催で子どもを応援 大事な地域貢献、城南信金

 信用金庫の預金量で全国2位の城南信用金庫(川本恭治理事長)は8月7日、地域貢献事業の一環として神奈川県横浜市青葉区の国学院大たまプラーザキャンパス競技場で、小学生を対象にしたサッカーの「城南マッチデイフェスティバル2023」を開催した。運営は青葉区を本拠にしているサッカーの東急SレイエスFC(土本和孝代表)が担当。参加した約100人の子どもたちは、人工芝のフィールドの上を存分に走り回った。

 ▽金融教室開催も計画

 東急SレイエスFCは幼児から大人まで約3000人の会員がいる。今回は小学校3年生から6年生までの会員約70人を募り、ゲストとして川崎市高津区の久本FCの子どもたちを招いて開催。当日は開会式直後にスコールのような激しい雨に見舞われたが、30分後には青空が広がり真夏の日差しに。8チームに分かれた子どもたちは、給水タイムを取りながらリーグ戦で試合をこなした。

雨の中、激しく競り合う選手

 普段はフットサルコートで活動している東急SレイエスFC。昨年から国学院大の協力を得て「広いフィールドでどれだけ力を発揮できるか」(土本代表)を試す意味で、夏休みに小学生の大会を実施してきた。今年4月に城南信金とパートナー契約を結んだことで冠大会になり、7月29日に幼児から小学校低学年を対象にしたサッカー大会を開いており、今回が第2弾になる。

 スポンサー獲得は大会の充実につながるが、それだけにとどまらず土本代表はさらに「城南信金の行員を講師に、FC会員を対象にした金融教室を開いたり、子どもたちに職業紹介したりして、サッカーだけではない人間教育も手伝ってもらえれば」と、将来の計画も明らかにした。

MVPの選手と記念写真に収まる川本理事長(左)

 ▽将来は一緒に働こう

 城南信金は86店舗のうち4割以上が東急電鉄の沿線にあり、こうした事業は大事な地域貢献と位置付けている。同時にスポーツや文化活動の支援は「将来の日本を背負う子どもたちの成長を応援する」(川本理事長)という趣旨で、11回を数える少年野球大会(城南CUP=東京都大田区、目黒区、品川区、世田谷区の小学生チームを対象に実施)や、小学生の将棋大会も開いている。

子どもたちと肩を組む城南信金チームの選手(黄色のユニホーム)

 閉会式で川本理事長は「雨を吹き飛ばし、みんな元気で素晴らしい大会でした。わたしたちは地元の金融機関として、子どもたちの役に立ちたいと考えています。誰か、大人になったら一緒に働いてくれたらうれしいな」と呼びかけた。大会には、黄色のユニホームに身を包んだ11人の城南信金サッカーチームのメンバーも駆け付け副審を務めた。子どもたちの中には、大会を支えてくれたのが城南信金と、心にとどめた子どももいるはずだ。

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