被災地で活動する学生ボランティア=ボウサイエデュラボ提供
静岡大の卒業生らが立ち上げた、防災教育などに取り組む一般社団法人「BOSAI Edulab(ボウサイエデュラボ)」(静岡市)は、被災地でボランティア活動を行う学生を応援するため、交通費や宿泊費、装備費などに充てる活動費の寄付をクラウドファンディング(CF)サイト「キャンプファイヤー」で募っている。8月31日まで。目標額は150万円。
被災地に行ってボランティア活動をしたいが、交通費や宿泊費を自費で賄う余裕はない─。そんな意欲はありながらも行動に踏み出せない学生に、交通費などの必要経費を提供して、“ボランティアへの一歩”を促す。
集めた資金は、ボウサイエデュラボが「令和6年能登半島地震」の発生を契機に2024年設立した「ユース災害ボランティア基金」を通じて、学生ボランティアに提供する。24年度はこの基金を活用して、全国40大学から学生延べ288人が同能登半島地震や山形県豪雨の被災地に赴き、家財の片付けや炊き出し、子どもたちとの交流などのボランティア活動をした。
被災地から戻った学生は、写真展を開いたりして被災地の現状を周囲に伝えるなど、ボランティア経験を生かした新たな活動を展開する例もみられるという。
ボランティアの経験を積む学生ボランティア=ボウサイエデュラボ提供
ボウサイエデュラボの上田啓瑚(かみだ・けいご)代表は「被災地で誰かの力になりたいと思っても、交通費や宿泊費が負担になり、活動を諦めてしまう若者が少なくない。若者たちが、災害時にも平常時にも地域と関われる機会を増やしていきたい」と支援を呼び掛けている。
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