世界のトップクラスのレッスンを受けよう――。サッカーのドイツ1部リーグ「ボルシア・ドルトムント」の育成メソッドを体験できる「1Dayサッカー教室」が5月10日、東京都立川市のMIFA Football Park立川で開催される(株式会社プレキュラ主催)。小学生の児童45人が参加する予定。
ドルトムントは1909年創立。ドイツサッカー界最高峰の「ブンデスリーガ」に属し、国内リーグだけでなく、数々の国際タイトルを取っている強豪。過去には、香川真司選手が在籍したこともあり、日本人にとってもなじみのある有名クラブだ。
今回は一般社団法人ドルトムント・サッカーアカデミー(東京、中野孝之代表理事)の全面協力のもと、プロの指導者が直接指導する。世界トップクラスの指導を通じて、技術の習得だけでなく、サッカーの楽しさや魅力を伝え、世界で活躍できる「人財」育成を目指すのが狙いという。
教室は「U8(小学2年生以下)」「U10(小学4年生以下)」「U12(小学6年生以下)」の三つに分け、運動と脳トレを組み合わせたトレーニングなどを行う。レッスンは各クラスとも60分。
レッスンを行うドルトムント・サッカーアカデミーのコーチのゴメス・グスタボ氏は「考えながら、楽しみながらレッスンを受けてほしい。これをきっかけに、いつかは海外にもチャレンジしてもらえたら」と呼びかける。

サッカー教室を主催するのは、都内で鍼灸整体院や治療院、整体スクールを展開するプレキュラ(東京都武蔵野市)。子どものころからサッカー好きだったという金森慈治社長(49)は今年の2月にサッカー教室開催の話をもちかけられ「子どものころに世界基準の人たちと一緒にスポーツをやるのは貴重な体験になる」と主催を名乗り出た。
金森社長は「世界に触れる絶好の機会。子どもたちのサッカーに対するマインドが変わり、人間形成や、進むべき道の可能性が広がっていったらうれしい。将来の夢はサッカーW杯での日本の優勝だけど、今回は、とにかく子どもたちにサッカーを楽しんでほしい」と抱負を述べた。

日本では、2017年にドルトムント・サッカーアカデミーが設立された。現在は北海道や埼玉、東京、愛知、福岡など、全国の45会場でスクールが開設されており、幼稚園児から中学生まで、1000人以上がサッカーを楽しんでいる。
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