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かむことの大切さを説明するロッテの担当講師

バランスよくしっかりかんで スーパーライフとロッテがコラボで食育

 バランスのいい食事をしっかりかんで健康に――。スーパーマーケット「ライフ」を展開するライフコーポレーション(東京都品川区)と、「お口の恋人」で知られるロッテ(東京都新宿区)が6月29日に、ライフ・セントラルスクエア押上駅前店(東京都墨田区)で食育啓発イベント「食べること・噛(か)むこと体験教室」を開催、13人の親子が参加した。

食品を栄養素ごとに色で分類
 

 ライフの部では、食べ物が黄・赤・緑の三つのグループに分類でき、それぞれに「力や熱になる」「血や肉になる」「体の調子を整える」という働きがあることを説明した。その後は、葉を食べる野菜、外側と内側の色が違う野菜、実を食べる野菜、根を食べる野菜を、親子ペアになって実際に売り場で探すミッションゲームを実施。最後に、毎日野菜を摂取することの必要性を強調し、「5 A DAY」という合言葉とともに子どもたちに「毎日、野菜料理をグー5個分食べましょう」と呼びかけた。

ミッションゲームで野菜を探す親子
 

 ロッテの部では、食べ物をよくかむことの効果として「虫歯から守る」「味がよく分かる」「運動で力が出る」という3点を強調。続いて、かみ方としては①左右両方の奥歯でかむ②30回かむ③足を床につけ、背中をまっすぐにしてかむ―という意識が必要だとし、「三つのうち一つでもいいから、今日から頑張ろう」と訴えた。参加した墨田区の小学3年の女の子は「いつも前歯でかんでいたから、ちゃんと奥歯でかむようにする」と話した。また、ガムボトルをスーパーの買い物かごに再生する「ガムボトル回収リサイクル」活動も紹介された。

店内に置かれたガムボトル回収BOX
 

 ライフ、ロッテともに小学生や幼稚園児向けに出張授業を行うなどの食育プログラムを展開。ライフでは、売り場に商品があることからさまざまな食品会社と店舗を舞台にしてのコラボイベントにも力を入れている。チューインガムが祖業のロッテは、6年前にかむことの効能を研究、発信する専門部署を設立。「口腔が衰えると、栄養がきちんと取れなくなり、全身の衰えにつながる」として、かむことと健康の関連を社会に発信している。


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