国産ブドウ原料を100%使用した「日本ワイン」を製造する北海道ワイン(北海道小樽市)はこのほど、1月8日に創立50周年を迎えたことを記念したロゴマークを制作した。ワインラベルや広告などに使用し、PRしていくという。
ロゴマークは、「50」の数字を強調したデザインで、ブドウ農家と北海道ワインの歴史、その誇りを表現したという。このほか、ブドウ栽培の様子などを紹介したユーチューブ動画を公開。またブドウ農家の言葉とともに、北海道ワインの歴史、醸造の考え方、ワインに対する思いなどを掲載した「ブランドブック」(PDF)も制作し、4月中旬に公開予定という。
日本ワインの直轄農場は、北海道内にある「鶴沼ワイナリー」(浦臼町)と「北海道ワイン後志ヴィンヤード」(余市町)があるが、石川県穴水町にも「北海道ワイン能登ヴィンヤード」がある。能登ヴィンヤードは1月の能登半島地震で被災。日本ワインは能登ヴィンヤード産ブドウで製造した「北前ヤマソーヴィニヨン」の売り上げの一部(1本当たり100円)を穴水町の被災支援のために寄付している。
また、北海道ワイン本社醸造所内にある「おたるワインギャラリー」を体験型ワイナリーとして4月23日に新装オープンする。大画面の映像で農場の四季を体感できる施設を新設するなど、ワイン産地北海道の魅力をアピールする拠点として活用する。