東京都のスタートアップ支援展開事業の取り組みとして、株式会社共同通信社(KK共同・東京)が2024年1月から、PR塾「メディア・アクセラレーター・プログラム(通称「MAP」)」を開講する。参加対象は、東京都に法人登記し、メディア露出により高い成長を目指したい起業家や、会社・団体の広報担当者など。
東京都の「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業(TOKYO SUTEAM)」と連携し、株式会社矢野経済研究所(東京)、株式会社共同通信ピー・アール・ワイヤー(東京)、一般社団法人交通都市型まちづくり研究所(intercity innovetion institute、iii・東京)との共同事業として実施。スタートアップの発信力・広報力強化に寄与することを目指し、半年間のカリキュラムを無料で提供する。
メディア露出につながる発信を目指したアクセラレータープログラム(成長促進支援講座)について、半年間で全10回の基礎講座と3回の重点分野講座が受けられる。媒体ごとのメディア特性を学ぶ講座や、記者経験者によるプレスリリース添削、報道機関のニュースが流れる現場見学コーナーなど、報道機関である共同通信グループならではのコンテンツを提供する。
第1期の「基礎講座」を2024年1月11日(木)に開講予定。その後、1月25日・2月1・8・15・29日、3月7・14・28日、4月11日(予備日4月18日)の毎回木曜、18時~20時予定。各回とも講義と質疑応答で120分程度。内容は、「知識編」が「メディアリレーションとは」「メディアを知ろう(特性と知識)」「ターゲットメディア作り講座」「プレスリリースの書き方講座」「記者経験者から聞く『業界ウラ話』」。「実践編」が「報道機関社内見学」「記者経験者によるリリース添削講座」「記者経験者による情報発信講座」「先輩SUによるピッチトレーニング」「アナウンサーによるピッチトレーニング」の予定。「重点分野講座」(3回)の内容は、「エネルギー分野」「女性分野」「グローバル分野」の予定。各回、講義60分、質疑応答30分の計90分。いずれもアーカイブ動画視聴もできる。
第1期受講の応募をMAP公式ホームページから受け付けている。12月25日(月)締め切り。第2期は2024年7月開講予定。
東京都が今年度新たにスタートした「TOKYO SUTEAM」。スタートアップを支援する多様な主体のアイデア、ネットワーク、フィールド等を活用した取り組みを促し、スタートアップの創出と成長を目指す。東京都と連携しスタートアップ支援に取り組む事業者として選定された「協定事業者」は、原則1年6カ月の期間でスタートアップ支援を展開していく。KK共同とiiiは共同で同プログラムを応募し、9月下旬に協定事業者として選定された。