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サントリーのシングルモルトウイスキー「山崎」。「12年」「18年」「25年」が国際酒類コンペで全部門での最高賞を受賞した

サントリーウイスキー「山崎18年」が国際コンペで全部門の最高賞 ブランド3連覇を記念して銀座のバーでイベント開催

 サントリーのシングルモルトウイスキー「山崎」といえば、高級ウイスキーの代名詞だ。特に年代物の「12年」「18年」「25年」などは手に入りにくいウイスキーとして知られている。

 サントリーによると、9月に英国で開催された世界的な酒類コンペティション「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2025」で「山崎18年」が全部門の最高賞を受賞。ISCは、全部門で数千品のエントリーがあり、「山崎18年」は、800を超えるウイスキー部門のトップになっただけでなく、ジンやウオッカ、テキーラといった28部門の各最高賞の中から選ぶ“トップ・オブ・トップ”の「シュプリーム チャンピオン スピリット」を受賞した。

 「山崎」はISCで2023年に「山崎25年」、24年には「山崎12年」が全部門最高賞を受賞しており、今回「山崎18年」の受賞で、3年連続の「シュプリーム チャンピオン スピリット」を受賞したことになる。

京都郊外にある「山崎蒸溜所」。100年の歴史を持つここでジャパニーズウイスキーを世界に広めた「山崎」が生まれた
 

 同一ブランドとして3年連続の全部門最高賞はISCで初めてだといい、サントリーはこれを記念して「山崎」ブランドの魅力を体験できるイベント「THE YAMAZAKI EXPERIENCE IN GINZA」を開催する。

 10月31日、イベントを開催する東京・銀座のバー「日比谷BAR WHISKY-S」で開いた説明会で、サントリースピリッツ本部ウイスキー部の小田明部長は、「山崎」について「(山崎蒸溜所という)ウイスキーづくりの原点から生まれたシングルモルトウイスキーだ」と強調した。

ウイスキー部の小田明部長。「今回受賞した『18年』はバランスの良さが評価されたと思う」
 

 山崎蒸溜所の有田哲也工場長は、スパニッシュオーク樽(たる)やミズナラ樽といった多様な樽で熟成させるなど各工程で工夫することにより「100種類以上の原酒をつくり分けている」と紹介。「それによって、さまざまな原酒をブレンドすることができる」と「山崎」の品質について説明した。

「原酒の違いでの味わいを比べてほしい」と話す山崎蒸溜所の有田哲也工場長

 イベントは12月30日まで、完全予約制(90分)で開催する。主なメニューは、山崎構成原酒飲み比べセット(原酒3種、山崎12年)7750円、山崎12年(ワンショット)3500円、山崎18年(同)7600円など。申し込みは「日比谷BAR WHISKY-S」ホームページ

イベントでは「山崎12年」の原酒を飲み比べることができる

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