
人工知能(AI)・教育サービスを手がけるロジカ・エデュケーション(大阪府池田市)は、池田市と連携し、感情に寄り添う次世代AIアシスタント「AIフレンズ」の社会実装を目指す共創プロジェクトを始めた。
「AIフレンズ」は、ユーザーの感情に共感しながら対話できるAIアプリで、①チャットと音声による対話②カメラを通じて脈拍・体動などの生体データを取得し、AIが感情の状態を推定③推定された感情に応じて優しい言葉や応援メッセージを生成―などの機能を持っている。今後、家族間でアプリを共有し、家族だからこそなかなか伝えられない、「ありがとう」「ごめんなさい」などの気持ちを「AIフレンズ」がさりげなく相手に伝える機能を搭載する予定、としている。
プロジェクトで池田市は、AI技術によって解決が期待される行政分野や市民ニーズについてロジカ側に情報提供し、サービス開始前の試験運用や開始後の運用で市民や職員がフィードバックし、サービスの改善を支援する。
ロジカは、このプロジェクトとは別にクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で「AIフレンズ」の先行予約販売を始めた。限定50人に通常価格9800円が500円で1年間利用できる「片親家庭超応援プラン」は、保護者(本人)と子ども全員分の製品版アプリを提供する。その他、池田市にゆかりのある人限定の「池田市民限定割プラン」や、「超早割プラン」がある。