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すみだ北斎美術館で12月14日から「北斎サムライ画伝」 江戸時代に抱いたサムライのイメージ紹介

楠木正成(右)

 

 すみだ北斎美術館(東京都墨田区)は、12月14日から2024年2月25日まで特別展「北斎サムライ画伝」を開催する。

 同美術館によると、「江戸時代に生きた葛飾北斎にとって、サムライは身近な存在」だといい、特別展では、源頼朝や徳川家康など名の知れたサムライだけでなく、北斎と門人たちの目に映った江戸市中に暮らす太平の世のサムライを描いた作品も展示。「江戸時代の人々が抱いていたサムライのイメージに触れるとともに、北斎たちによるサムライの姿を堪能してほしい」としている。

 同美術館は、展覧会の見どころとして、「北斎の描く名うてのサムライたち」の楠木正成、那須与一、「北斎と生きた平和な世のサムライたち」では、北斎の「冨嶽(ふがく)三十六景」シリーズから「早駆けのサムライ」「参勤交代のサムライ」などを挙げている。

 また、北斎の代表作「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」と、濤瀾刃(とうらんば=押し寄せる波のような形状をした刃文)が特徴的な「刀 銘 津田越前守助広延宝九年八月日」を並べて展示するという。

 開催概要は以下の通り。

【会期】前期 2023年12月14日~24年1月21日
    後期 1月23日~2月25日(前後期で一部展示入れ替え実施)
【観覧料】一般1200円、高校生・大学生、65歳以上900円、中学生、障がい者400円、小学生以下無料。
【休館日】月曜日。年末年始。詳細はホームページ。

 


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