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クリンペット・ジャパンが「圧縮梱包・クラパックDX」開発 紙製品などをコンパクトサイズに、「物流2024年問題」に活用

クリンペット・ジャパン 「圧縮梱包・クラパックDX」

 

 業務用ペーパータオル販売などを手がけるクリンペット・ジャパン(愛媛県西条市)は、商品を圧縮しコンパクトな形状にすることができる「圧縮梱包(こんぽう)・クラパックDX(デラックス)」を開発したと発表した。

 真空パックの原理を応用した特許技術で、紙製品や不織布製品、繊維製品などの「かさばる商品」のサイズを最大50%圧縮することが可能だといい「トラックドライバーの時間外労働を制限する『物流2024年問題』の解決とコストダウンに期待できる」としている。

 「圧縮梱包・クラパックDX」は、圧縮した商品をクラフト紙で梱包することで、商品がクラフト袋の中で膨らむ力の作用により、耐圧強度が段ボール以上に増大。そのため、在庫時や配送時の荷傷みのリスクが軽減され、使用前の開封作業も、使用後の解体作業も簡単になるという。

 圧縮については、例えばペーパータオル40個が入った段ボール2ケースを圧縮した場合、80個入りのコンパクトなクラフト袋になり、今までの2倍積載量を増やすことができると説明。また、段ボール1枚130円に比べ、商品をクラフト紙で圧縮梱包した場合、クラフト袋は1枚70円になり、資材の費用を大幅に抑えることも可能になるとしている。

 「物流2024年問題」では、トラックドライバー不足により、売り上げ減少、サービスコストの値上がりといった影響が懸念されており、同社は「通販業者や商社が活用し、現在の梱包について見直してほしい。物流業界以外の応用も可能だ」としている。

 


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