熊野速玉大社(和歌山県新宮市)はこのほど、由来や境内の案内、手水の作法などのほか、周辺案内地図などを載せた電子広告掲示板を設置した。
この掲示板は、日本文化の普及などを目的に広告会社の表示灯(名古屋市)が全国の神社などで設置を進めているもの。熊野速玉大社の由来や境内の案内、参拝・手水の作法などを日本語と英語で紹介するほか、周辺案内図や協賛企業らの電子広告、動画広告なども表示する。
熊野速玉大社は2024年、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産登録されてから20周年を迎える。熊野速玉大社権宮司の上野潤氏は「熊野には大自然の原風景があちこちに残っている。そこに多くの言葉は必要ありません。大自然に身を任せて大きく深呼吸する。それだけできっと感じるものがあるはず。多くの皆さまに熊野を訪れていただきたい」とコメントしている。