ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市)は、同ホールジャズ部門の新たなホールアドバイザーに、ピアニストで作編曲家の宮本貴奈さんが4月1日付で就任すると発表した。
ホールアドバイザーは、館長を置かないミューザ川崎シンフォニーホールの“顔”。各アドバイザーは、ミューザの在り方、主催公演へのアドバイスや国内外へのアピールを行うほか、個性を発揮した企画公演も実施する。ジャズ部門のホールアドバイザーは、前任の佐山雅弘さんの逝去以来、約4年半空席だった。
宮本さんは、米国バークリー音楽大映画音楽科・ジャズ作曲科を卒業。ピアニストのほか、近年はヴォーカリストとしても活躍。ジャズ、ポピュラーのミュージシャンからの信頼も厚いことから、作・編曲家や音楽監督、プロデューサーなども務める。ミューザ川崎シンフォニーホールとの関係は、2022年にフェスタサマーミューザ KAWASAKIでのチック・コリア・トリビュートの 2 公演でジャズ六重奏のバンドマスターを務めたほか、20年にはコロナ禍でのコンサート再開に向けた「試演会」に協力した。
宮本さんのジャズ部門ホールアドバイザー就任を祝う披露公演「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2023 サマーナイト・ジャズ」が7月23日、ミューザ川崎シンフォニーホールで開かれる。宮本さんのピアノ・トリオのほか、八神純子さんをはじめ、佐藤竹善さん、エリック・ミヤシロさん、本田雅人さん、中川英二郎さんら、ジャンルを超えたミュージシャンが参加する。チケットは全席指定で5000円。小学生~25歳は1500円。チケット発売は4月27日。詳細はミューザウェブチケット。