神奈川県立神奈川工業高校(横浜市)、学校法人小山学園専門学校東京テクニカルカレッジ(東京都中野区)、清水建設(同中央区)は、「次世代建築リーダー育成コンソーシアム」の設立に合意し、産学連携協定を締結した。
今年4月から「施工管理技術者」育成のため、7年間の人財育成プログラムを学生に提供する。施工管理技術者は国家資格で、建築リーダーとして建設工事が計画通りスムーズに進むように、さまざまな面で管理・監督する技術者をいう。
プログラムは、神奈川工業高校で3年間基礎を中心に学んだ後、東京テクニカルカレッジで4年間専門の勉強をする。この間、インターンシップや課題研究、現場見学なども実施する。清水建設は、教育プログラムの開発支援や教育現場・学生の就職活動の支援を担う。
同コンソーシアムは今後、切実な問題になりつつある施工管理技術者不足解消に向け、国内の工業高校、専門学校、建設会社の参画を募り、施工管理技術者育成の輪を広げていきたい、としている。