愛知県大府市は、笑うことで心も体も健康になることを目指す「大府市健康お笑い事業」の一環で、市民に笑いを提供できる個人や団体を「大府市市民芸人」として登録する制度を2月からスタートした。
大府市は2019年度から「健康お笑い事業」を展開しており、これまで自治体が運営する漫才グランプリ「OBU-1グランプリwithメディアス」や、プロの芸人や放送作家からネタの作り方を基礎から学ぶワークショップ「市民芸人育成プログラム」などの事業を開催してきた。
これらの活動で得られた人材を今後も活用しようと「大府市市民芸人登録制度」をつくったという。登録は事業に参加した人だけでなく、お笑いを提供できる全国のプロ・アマすべてが対象。登録されると、要請に応じて地域や企業のイベント(結婚式や還暦のお祝い会など、個人が行う祝賀行事を含む)に出向き、盛り上げ役を担う。
漫才だけでなく、落語やコントなどジャンルは問わない。出演料はイベント主催者との交渉次第で「ボランティアや交通費のみの場合もあるだろう」と想定。大府市の担当者は「市がお笑い事務所になるようなもので、全国でもこうした制度は初めてではないか」と話している。詳細は大府市ホームページ参照;https://www.city.obu.aichi.jp/bunka/bunka_art/manabu/1025969.html