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帝京大とプロ野球・西武がパートナーシップ締結 スポーツ医科学サポートで球団に専門スタッフを派遣

(左から)松井 西武ライオンズ監督 奥村 西武ライオンズ社長、後藤 西武ライオンズ・オーナー、冲永 帝京大学長、河野 帝京大スポーツ医科学センター長、石嶋 アスリートメッド社長

 

 帝京大学(東京都板橋区)と西武ライオンズ(埼玉県所沢市)は、スポーツ医科学分野の強化による選手のコンディショニング管理と、選手一人一人の能力を最大限に発揮できる環境づくりを目的として、スポーツ医科学サポートに関するパートナーシップを締結した。2023年のシーズンから連携する。

 選手の「けがの予防」「けがからの早期回復」「パフォーマンス向上」に向け、球団本部チーム統括部内に「ハイパフォーマンスグループ」を新設し、帝京大のスポーツ医科学センターから「ハイパフォーマンスディレクター」「チームドクター」「理学療法士」「管理栄養士」「ハイパフォーマンスアナリスト」ら計8人の専門スタッフを派遣する。

 ハイパフォーマンスグループは、けがの治療や復帰後のけが予防などについて専門スタッフの意見などを総合的に判断し、最適な方針を選手やスタッフにフィードバックする。パフォーマンス向上の面でも、フィジカルテストなどでのデータ測定と評価、その結果に基づくトレーニングの計画と実行のサイクルで一貫性のあるサポートを行う。

 さらに帝京大、西武ライオンズとアスリートメッド(東京都千代田区)が協力し、24年春にベルーナドームの向かい側に「ライオンズ整形外科クリニック」を開業する。パートナーシップ契約で培ったノウハウなどを地域住民にも提供する、としている。帝京大から派遣されたライオンズのチームドクターが院長を兼任する。

 


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