福井市は、福井県内外の人材と福井のパートナー企業が連携して新事業創出を目指すプログラム「INTERWEAVE(インターウィーブ)」の2022年度チーム活動が始動した、として概要を公表した。
INTERWEAVEは、都市圏から人材を呼び込み、地元企業と新事業を創出する取り組み「福井とつながる対流拡大事業」の一環として、2021年度に立ち上げた。福井を中心に活動する地元パートナー企業と、全国から公募する多様な専門性やキャリアを持つメンバーがチームを結成し、地域や企業の資源と互いの考え、スキルを合わせて、事業創造に取り組むプログラムだ。
「福井とつながる対流拡大事業」事務局(福井新聞社内)によると、2022年度は首都圏など県内外から製造業、IT関連などの企業に勤める20~50代の男女11人のメンバーが参加。第1回ワークショップでは、福井市内などに店舗を構えるパートナー企業に出向いて経営理念や自社商品などの説明を聞きながら、リサーチを行った。
22年度のパートナー企業は、和洋菓子製造販売の森八大名閣(福井市)と文具製造企画販売の角文(福井市)、ランドセル専門店などを展開する山耕[イクラボ](福井市・越前市)の3社。今後はチームに分かれて各企業の課題を見いだしながら、23年2月に開かれる最終報告会に向けて、メンバーの専門性やキャリアを生かして新たなプロジェクトや事業のアイデアを探っていくとしている。